
プログラマブルモジュラー式交流電源
SWシリーズ
|
製品の特徴
本電源は2000年初期にリリースされ、現在に至るまでエルガー部門の交流電源のフラッグシップモデルとして生産され続けています。その用途は航空機における電源周りの検査用から、交流入力機器に対する電源ラインの影響評価用と、主に試験用途として今も標準試験用交流電源として採用されています。 開発当時から変わらないユーザーインターフェース、そしてデジタルインターフェースの設計は今現在においても通用する洗練された完成度を持っています。 |
![]() |
- スマートウエーブシリーズ交流・直流試験用電源装置は、その出力部にモジュール構造を採用しています。1750VAの出力容量を持つスイッチング増幅アンプを最大3基まで5U規格のシャーシに収納しています。
- スイッチング増幅アンプはトランスを持たず、アンプが直接負荷に接続され、任意の真の波形を作成するコントローラーが装備されています。この技術により厳密なATEとして、またパワーラインの障害を仮想する試験等、またDC成分を含んだ複雑な波形の作成、編集を可能とします。
- オプションで最大21000VAの3相出力のモデルも用意されています。
- スマートウエーブは現実に起こる不規則な電力供給を、DC成分を含む複雑な波形を生成し、それはサブサイクルからマルチサイクルのドロップアウト、スパイク、サグ、サージ、周波数エクスカージョン(周波数の不安定化)そして周波数、電圧のランプ(スイープ)を含みます。またスマートウエーブはカットアンドペーストが出来る波形形式(クリップ波形)、高調波歪、ハイカレントインラッシュ、そして他の複雑は波形様式を製作することが出来ます。
スマートウエーブは本体での制御以外に外部接続用インターフェースが各種用意され、またGPIBによりPC制御が可能となっています。GPIBを用いたPC制御を利用する場合、使用するPCにGPIBカードを搭載している必要があります。
本体にはフラッシュメモリーが搭載され、50種類の基本波形がライブラリーとして記憶されています。また不揮発性メモリーにはユーザーの作成した50種類の波形を記憶することが出来ます。
ライブラリーの波形は増幅度と周波数を設定することが出来ます。それを不揮発性メモリーに記憶することでセットアップ波形としてすぐに呼び出し使用することができます。加えて最大1000セグメントの波形を製作し、それらを結合して一つのシーケンスまた過渡応答試験シーケンスとすることが出来ます。
バックライト付きグラフィックLCDは制作した波形の確認、編集をフロントパネルで容易にできるようなっています。またフロントパネルにあるBNCコネクター(相A、B、C)を用い、そこにオシロスコープを接続し作成した波形を確認することができます。またフロントパネルにはファンクションキー、ヘルプキー、テンキーそしてノブが付いています。
現在の出力を表示させるにはオプションでT&Mカードを本体に搭載します。これにより設定された出力状態を本体で確認することができます。
本体には制御および波形生成用ソフトSWCSが同梱されます。GPIBを搭載したWindowsRPCからGUIを用いて自由にスマートウエーブを制御できます。
|
| 負荷力率 | 0ラグ(遅れ)から0リード(進み) |
| 出力レンジ ACもしくはDC電圧 |
レンジ0:0-156Vrms L-N レンジ1:0-312Vrms L-N |
| 1相あたり出力電流 | レンジ0(156Vrmsレンジ):13A@135Vrms (最大1750VA) レンジ1(312Vrmsレンジ):6.5A@270Vrms (最大1750VA) |
| クレストファクター | 4.0(ピーク電流値と実効値電流出力の比) |
| 出力周波数 | DCあるいは40Hz-5kHz |
| 出力電力 | SW1750A:1750VA SW3500A:1750VA×2相(単相:3500VA) SW5250A:1750VA×3相(単相5250VA) |
| 全高調波歪 (線形負荷、無負荷時) |
最大0.25%:40-100Hz内、0.5%:500Hz以下、1%:1kHz以上 1kHz以上では1kHzの上昇に対し+1%ずつ上昇します。 |
| ACノイズレベル | >60dB RMS 全負荷時(40-500Hzサイン波において) |
| リモートセンスを使用しての増幅安定度 | フルスケールの±0.1%(24時間以上一定の入力、負荷、温度を維持している場合) |
| 負荷特性 | ±0.025%(最大負荷から無負荷:負荷は無誘導性抵抗を使用) 1kHz以上ではこれに1kHzごとに±0.015%が加わります。 |
| 入力特性 DC、40Hz-5kHz |
±0.025%(最大負荷時に入力電圧を±10%変動させた場合) |
| 出力電圧不確かさ | フルスケールの±0.1% 1kHz以上では上記に1kHzごとに±0.2%を加えます。 AC+DCモードではフルスケールの±0.2% 不確かさ有効条件 環境温度 25℃ レンジ 5-156Vrms及び10-312Vrms リモートセンスが接続されていること。 温度係数 50ppm/℃以下 |
| 電圧解像度 | フルスケールの0.05% |
| 周波数解像度 | 0.01Hz:40-99.99Hz 0.05Hz:100-999.9Hz 0.5Hz:1000-5000Hz |
| 周波数不確かさ | ±0.01% 25℃時、±0.001%/ |
| 相不確かさ (相間での線形抵抗負荷) |
±1°:40-1kHz >1kHz:上記不確かさに±1°を1kHzごとに加えます。 |
| 相角度解像度 | 0.1° |
| 遠隔出力電圧検知 | 最大5Vrmsの電圧低下まで |
| 出力インピーダンス | 5250並列モードで312Vrmsレンジ設定しますと、IEC-1000-3-2付帯規格Aの供給ソースにおいてA,B,C,Dクラスの機器に適合します。 |
| 波形ライブラリー | 50種類の標準波形がフラッシュメモリーに記憶されています。 作成された波形は最大50種類を不揮発性メモリーに記憶できます。 |
| ユーザーが作成した セットアップ波形 |
ウエーブライブラリーの波形の増幅設定、周波数設定、相角度設定、電流制限設定を用い作成した波形を100種類まで記憶できます。 |
| シーケンシング/過渡変化プログラム | 1000個のユーザー作成セグメントを不揮発性メモリーに記憶できます。1シーケンスは100セグメントまで設定可能です。
1セグメントの設定内容は波形、増幅度、周波数、相角度、時間(1msecから7日間)、繰り返し回数となっています。
|
| MIL-STD-704過渡応答試験シーケンス | ご使用に際しては別途指定が必要です。お問い合わせください。 |
| 測定項目 | |
| Vrms測定 | 各相(相A、B、C)とニュートラル間 相は1から3まで) |
| Vrms測定 | 相間電圧 |
| Irms測定 | 相間電流 |
| ピーク電流測定 | 各相のピーク電流 |
| 周波数測定 | 出力周波数 |
| 出力電力測定 | 各相の出力電力 |
| VA測定 | 各相のVA |
| 力率算出 | 各相の力率 |
| 位相 | A相を基準にB,Cの位相 |
- 測定能力
41/2ディジットA/D変換測定システム
不確かさ測定時の環境温度:25℃±5℃
運転時環境温度範囲:0〜45℃ - Vrms測定(相-N間)
A,B,C相に有効(パラレルモード:単相ではA相を測定)
レンジ:0-350.0V及びDCモード用表示
不確かさ:DC、47Hz〜1kHzでフルスケール値の±0.3%
40Hz〜47Hz及び1kHz〜5kHzでフルスケール値の±.5%
温度係数:定められた測定時温度以外では±200ppm/℃ - Vrms測定(相間)
各相とニュートラル間の電圧及び位相から算出(パラレルモード:単相ではA相を測定)
レンジ:0-700V
不確かさと温度係数:1.5.2.2と同様 - Irms測定
A,B,C相に有効(パラレルモード:単相ではA相を測定)
レンジ1:0-7.5A及びDCモード用表示 3相モード 312Vレンジ
レンジ2:0-15A及びDCモード用表示 3相モード 156Vレンジ
レンジ3:0-22.5A及びDCモード用表示 パラレルモード 312Vレンジ
レンジ4:0-45A及びDCモード用表示 パラレルモード 156Vレンジ
不確かさ:DC、40Hz〜500Hzでフルスケール値の±1%
500Hz≦:±1%に±1.5%を1kHzごとに加える。不確かさは波高値が4.0の時として定義しています。
温度係数:定められた測定時温度以外では±300ppm/℃ - ピーク電流測定
A,B,C相に有効(パラレルモード:単相ではA相を測定)
レンジ1:0-28A 3相モード 312Vレンジ
レンジ2:0-56A 3相モード 156Vレンジ
レンジ3:0-84A パラレルモード 312Vレンジ
レンジ4:0-168A パラレルモード 156Vレンジ
不確かさ:40Hz〜500Hzでフルスケール値の±5%
500Hz≦、≦5kHz:±1%/kHzを加える。
温度係数:定められた測定時温度以外では±300ppm/℃
- 電力測定
A,B,C相に有効。最大3相のVA値及びパラレルモード(単相ではA相を測定)で有効
レンジ1:0kW-1.8kW:3相モード
レンジ2:0kW-5.6kW:パラレルモード及び3相全電力
不確かさ:DC、47Hz〜500Hz、CF<2.0でフルスケール値の±2.5%
CFが4.0までの範囲では±1.0%を加える。
500Hz≦、≦5kHz:±1%/kHzを加える。
温度係数:定められた測定時温度以外では±500ppm/℃ - VA測定
A,B,C相に有効。最大3相のVA値及びパラレルモード(単相ではA相を測定)で有効
レンジ1:0kVA-1.8kVA:3相モード
レンジ2:0kVA-5.6kVA:パラレルモード及び3相全電力
不確かさ:DC、40Hz〜500Hz、CF<2.0でフルスケール値の±2.5%
CFが4.0までの範囲では±1.0%を加える。
500Hz≦、≦5kHz:±1%/kHzを加える。
温度係数:定められた測定時温度以外では±500ppm/℃ - 力率算出
A,B,C相及び全相に有効。パラレルモード(単相ではA相を測定)で有効
力率は電力及びVA測定より算出されます。各相電力が最初に測定された後、全電力が計算されます。同様に各相のVAが最初に測定され、全VAが計算されます。力率は電力をVAで割ることで求めます。
レンジ:0-1.00
不確かさ:全出力状態においてDC、40Hz〜500Hz、CF<2.0でフルスケール値の±5%
CFが4.0までの範囲では±2.0%を加える。
500Hz≦、≦5kHz:±1%/kHzを加える。
温度係数:定められた測定時温度以外では±500ppm/℃ - 周波数測定
周波数測定は出力のゼロクロス時間測定に基づいて算出されます。エラーを除去するためゼロコンパレーター前に1μsのフィルターが設定されています。
解像度:0.01Hz:最大5桁。周波数0のときは空欄となります。
不確かさ:10%から最大電圧出力において算出値の±0.5%
測定時温度範囲:0~45℃ - 位相測定
A,B,C相相互に有効。
相の測定信号はタイミング測定により算出されます。参照する信号は、装置内同調信号が、負から正へ変わる点(ゼロ点)としています。タイミングの終了点は正から負へと変わる点を、内部同調信号を用い定義します。これらのタイミング測定は相間の進みを計算するために用いられます。
解像度:±1°(20Vrms≦出力)
不確かさ:40Hz〜500Hzで±2°
500Hz≦範囲では±2°に±2°を1kHzごとに加える。
測定条件:サイン波でバランスが取れた負荷であること。電圧測定レンジの範囲が10〜100%
測定時温度範囲:0〜45℃
| 過電圧保護出力停止 | 156Vレンジ:15Vpk~255Vpkの範囲で設定 312Vレンジ:30Vpk~510Vpkの範囲で設定 |
| 電圧低異常出力停止 | 自動で出力を停止します。設定不可です。 |
| 過電流保護停止 | 156Vレンジ:0.5A〜13Aの範囲で設定 312Vレンジ:0.5A〜6.5Aの範囲で設定 |
| 過電流保後遅れ停止 | 100msec〜10秒の間で設定 |
| 定電流機能 | 156Vレンジ:0.5A〜13Aの範囲で設定 312Vレンジ:0.5A〜6.5Aの範囲で設定 不確かさ 1) 500Hz以下 フルスケールの±1% 2) 500Hzより上ではフルスケールの±1%に±1.5%を1KHzごとに加えます。 3) パラレルモードでは±2%となります。 |
| 温度係数 | <200ppm/℃ |
| 過熱保護出力停止 | 自動停止 設定変更機能はありません。 |
| 重量 | 約57.5kg |
| 保存環境温度 | -40℃ - +70℃ |
| 動作環境温度 | 0℃ - 45℃ |
| 動作高度 | 3000m以下であること |
| 湿度 | 結露の無い条件で0〜85%@25℃から50%@40℃まで変化させた場合 |
| 適合規格 | CE:EN61010、EN50081、EN50082-1 UL:3111 CUL:1010 IEC:555-2、801-2、801-3、801-4 FCC Part 15, Class A |
以下の表にSWシリーズの環境性能を示します。
注意:SWシリーズは屋内での使用のみとなっています。
| 項目 | 仕様 |
| 運転中環境温度 | 0〜45℃ (キャビネット内に設置される場合は上限温度が下がる場合があります) |
| 保管 | -25〜65℃ |
| 冷却 | 内部冷却ファンによる。 |
| 湿度 | 0-80%@25℃ 50%@40℃ 結露なきこと |
-
● 単相から3相までをプログラム制御
● IEEE488.2インターフェース
● SCPIプロトコル
● 外部トリガーによる波形出力
<1MΩ負荷:ポジティブエッジは0°±30μs、0-5Vロジック>
● 波形出力<BNC接続>
<1MΩ負荷:1.25Vrmsフルスケール>
● 同期出力:ユーザーが下記項目をプログラムできます。
周期開始、全周期
セグメント開始、全セグメント
セグメント開始、選択したセグメント
<2kΩ負荷以上:電圧出力 ロー状態 1V以下、ハイ状態 2.4V以上。ネガティブエッジは0°±30μs>
● クロック/ロック ― 入力/出力接続
クロック設定した周波数でBNCコネクターから出力するよう設定します。負荷2kΩ以上、ロー状態Voutは1V以下、ハイ状態では2.4V以上です。
ロックTTL周波数入力を行えるようBNCコネクターを設定します。信号はプルダウン電流15mA、電圧は0.6V以下の供給が必要です。プルアップは必要ありません。ネガティブエッジは0°±30μs以内です。
● PLL仕様
外部PLL入力周波数レンジ:40.00Hzから5000.00Hzです。
トラッキングレンジ:PLLのプログラムされた中心周波数±10%です。
外部PLL入力デューティー比:50%±10%
外部PLL入力スルーレート:入力周波数(秒)の最大0.02%;これはPLL入力の低下エッジと出力の上昇エッジ間の位相ずれが5°を意味します。出力上昇エッジは外部PLL入力の低下エッジにロックされます。遅れは30μs以下となります。またPLLロックは5秒以内で設定されます。
● 外部増幅変調
0~5Vrms信号で0から20%以上の出力増幅変調が行えます。(不確かさ:出力フルスケールの±2%)
● 外部直接入力
通常のアンプ機能で、0〜5Vrms(DCから5kHz)、あるいは±5VDC入力で0からフルスケール電圧出力となります。(不確かさ:出力フルスケールの±2%)
● 外部利得制御
0~±7.07VDCで0からフルスケール電圧出力を提供します。(不確かさ:出力フルスケールの±2%)
● 外部入力インピーダンス
30kΩ以上
● システムファームウエア
フラッシュメモリー内に記憶されており、分解等をせずにバージョンアップができるようになっています。
● 並列運転機能
● 認証用試験波形作成機能(PC用):PCによる波形制御ソフト(SWCS)は標準添付です。
● テストと計測機能(T&M)
仕様は予告無く変更となることがあります。予め御了承ください。


